ガラシア会は病める人を癒やされたキリストの慈しみの心にならい運営される

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ごあいさつ

ニューライフガラシア 施設長2018年4月1日付けで、介護老人保健施設(以下老健施設)ニューライフガラシアの施設長に就任いたしました。ニューライフガラシアは、1998年5月に創設され、今年で20年目を迎えます。自然豊かな立地条件のもと、医療法人ガラシア会の理念である「慈しみの心」を大切にしたあたたかい雰囲気の中で、利用者の皆様の心身の回復と生活機能の改善を支援するように努めてまいりました。

この間、老健施設の役割は時代とともに変化して来ましたが、2017年6月に介護保険法が改正され、老健施設の在宅復帰支援、居宅生活支援といった役割が改めて強調されました。その背景には、高齢者社会を迎えるにあたって、「住み慣れた地域での尊厳のある暮らしの継続と生活の質の向上を目指す」という理念を掲げた、地域包括ケアシステムの構築が声高に叫ばれている現状があります。近年、認知症など複数の慢性的な疾患を抱えて生活する高齢者が増えていく中で、治す(cure)医療から支える(care)医療への転換が図られ、医療と介護・福祉の連携が一段と重要視されています。老健施設としては、医学的管理に基づく適切な看護・介護・機能訓練(リハビリテーション)等を提供し、在宅復帰・生活を支援することにより、この地域包括ケアシステムにおける中核施設としての役割を担うことが求められています。私たちも、近隣の医療機関や施設と連携し、入所者の受け入れと共に、ショートステイ(短期入所)、通所サービス(デイケア)、訪問サービスなどを効率よく活用し、ご本人及びご家族の住み慣れた地域での暮らしを支援していきたいと考えています。

一方で、様々な取り組みにより健康寿命を延ばすことはできても、老いそのものを止めることはできません。人間誰しも、いずれは人生の最終段階を迎えることになります。一人一人の高齢者が、それぞれの人生の「今の段階」にある訳で、画一的な在宅復帰支援ではなく、個々の多様なニーズに応じた柔軟な支援を提供することが重要だと思われます。いずれ訪れる多死社会を見据え、厚労省は2007年に作成した「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を2018年3月に大きく改訂し、看取りの現場での活用を推進しています。これからの時代、看取りは病院に限らず、施設、自宅など様々な場で行われることとなり、老健施設も例外ではありません。ご本人の意思を尊重しつつ、穏やかな自然な最期が迎えられるような看取りの場を作ることも老健施設の大切な役割と考えています。

それぞれの利用者さん及びご家族に寄り添った支援を心掛け、皆さんに実りある老後を迎えていただけるよう、努力してまいります。今後もご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

介護に関するご相談や施設見学をご希望の方はぜひお越しください。心から歓迎いたします。

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